近年、日本の技能実習制度においてベトナム人実習生は大きな存在感を占めています。一方で、企業様や監理団体様からは「どの職種が人気なのか」「なぜ応募が集まらない職種があるのか」といったご相談を多くいただきます。
本記事では、ホーチミンを中心とした送り出し機関の現場経験をもとに、”ベトナム人実習生の職種別嗜好傾向”について整理します。
1.ベトナム人実習生が職種を選ぶ際の基本的な考え方
ベトナム人実習生が職種を選択する際、主に以下の要素を重視する傾向があります。
* 作業内容の分かりやすさ
* 体力的な負担の有無
* 危険性の高さ・低さ
* 帰国後の就職や収入につながるか
* 日本での生活イメージ(残業量、休日、環境)
特に近年は、SNSや先輩実習生からの情報共有が活発であり、職種ごとの評判が応募数に大きく影響**しています。
2.人気が高い職種
① 機械加工・金属加工
機械加工やNC旋盤などの職種は、男女問わず比較的人気があります。
* 作業がマニュアル化されており覚えやすい
* 危険作業が比較的少ない
* 帰国後、日系企業や工場での再就職に有利
「技術を身につけられる職種」という認識が強く、長期的なキャリアを意識する実習生から好まれています。

② 電子部品組立・検査
女性実習生を中心に安定した人気があります。
* 室内作業で空調が整っている
* 重量物の取り扱いが少ない
* 細かい作業が評価されやすい
体力面への不安が少なく、日本での生活リズムを保ちやすい点が評価されています。

③ 食品製造(加工作業)
食品工場での加工・包装作業も一定の人気があります。
* 作業内容が比較的単純
* 衛生管理が徹底されている
* 女性の応募が集まりやすい
一方で、寒暖差や立ち仕事の多さから、事前説明の丁寧さが重要となります。

3.敬遠されやすい職種
① 建設関連(型枠、鉄筋、とび等)
慢性的に人手不足が続く職種です。

* 屋外作業による暑さ・寒さ
* 高所作業などの危険性
* 体力的負担が大きい
給与条件が良くても、仕事内容の厳しさから応募が集まりにくい傾向があります。
② 農業・畜産
地方配属が多い農業・畜産職種も敬遠されがちです。
* 都市部から離れた生活環境
* 天候・季節に左右される作業(気候変動・天災等で仕事が無くなる不安)
* 休日が不規則になりやすい

ただし、作業内容や住環境を丁寧に説明することで、安定的に応募が集まるケースもあります。
4.嗜好傾向は「固定」ではない
重要なのは、”これらの嗜好傾向は絶対的なものではない”という点です。
又職種のみでは無く、下記も実習生が応募を判断するポイントです。
* 給与水準(実習生は手取りを見ます)
* 残業時間(一般的には稼ぎたい為、多い方が好まれます)
* 日本語教育体制(日本人教師からの実用的な日本語教育等)
* 生活サポートの充実度(寮・社宅の環境、会社からの補助等)
* 将来のキャリアアップの提示(特定技能への移行等)
これらの条件次第で、敬遠されがちな職種でも応募が集まることは十分にあります。
5.まとめ
ベトナム人実習生の職種別嗜好傾向を理解することは、
* ミスマッチの防止
* 早期帰国のリスク低減
* 長期的な定着率向上
につながります。
単に「人手不足を補う労働力」として捉えるのではなく、実習生一人ひとりの嗜好や将来像を理解したうえでの受け入れ設計が、これからの技能実習制度においてますます重要になると考えます。
また、見知らぬ土地で生活する実習生にとって、人とのつながりを大切にし、家族的で親身な受け入れ対応があることは、大きな安心感と魅力につながります。
弊社ではミスマッチを防ぐべく、事前に実習生候補者に職種、仕事の内容を丁寧に説明した上で応募を進めさせて頂きます。
お問い合わせ先メールアドレス: mikeyo0922@gmail.com
お問い合わせフォーム:https://vietnam-humanlink.jp/%e3%81%8a%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%a0/
今回はホーチミンの街の中心にございます中央郵便局をご紹介いたします。
当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として1891年に完成。
フランス式の建築で内部は当時の面影を残し、観光地ですが今も郵便局として営業しております。鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェルが手がけ、パリの当時駅舎であった現在のオルセー美術館をモデルにしたといわれています。 現地の絵ハガキを日本に送ることができます。



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